LINN、新製品発表会のライブ配信と新製品詳細のまとめ。
昨日は深夜のライブ配信にも関わらず、配信を観に来てくれた皆様本当にありがとうございました!
そのライブ配信の様子は以下のリンクよりご参照くださいませ。
【記事更新】開封レビュー動画もアップいたしましたので、こちらも合わせて
ご覧頂けますと幸いです。
さて、個人的には「やっぱり新しいKLIMAX来ちゃったかぁ〜^^;」という少し寂しい気持ちと「実際の製品はどれほどのクオリティが出るんだろう??」という素直に嬉しい気持ちが入り混じっていて複雑なのですが、ネットワークプレーヤーの歴史に新たなページが刻まれた瞬間だったのかな…と思うと感慨深い感じがあります。
昨日の夜に発表された製品は以下の通りです。
・New KLIMAX DSM (フルモデルチェンジ HDMI無し)
正式型番:KLIMAX DSM/3
価格:¥4,800,000(税別)
本体カラー:Silver Anodised or Black Anodised
・New KLIMAX DSM (フルモデルチェンジ HDMI搭載)
正式型番:KLIMAX DSM/3/H
価格¥4,800,000(税別)
Silver Anodised or Black Anodised
・New KLIMAX DSM (フルモデルチェンジ HDMI搭載 アナログ出力無し)
正式型番:KLIMAX SYSTEM HUB
価格¥2,400,000(税別)
Silver Anodised or Black Anodised
・New KLIMAX EXAKT 350 (新型DAコンバーター搭載)
KLIMAX EXAKT 350/2
¥9,000,000(税別)
・New KLIMAX EXAKT BOX(新型DAコンバーター搭載)
KLIMAX EXAKT BOX/2
¥2,400,000(税別)
上記の5つのラインナップが今回発表されました。
個人的に動画の配信を観ていて感じたのが、DAコンバーターの新型が目を引きました。自社生産のディスクリートDACにFPGAで動作させるという…正直、音の想像の理解範疇を大きく超えてきたなという気がしました。例えば、ESSのDACの音や旭化成のDACの音などいうとなんとなくイメージは膨らみますが、今回のDACの全くの新型!従来には無いものなので音のイメージが正直全く想像がつきません。恐らくLINNがDACでやりたかったことをようやく実現できたんじゃないかなぁというそんな気がしました。自社でDACを生産できる強みを持った今後のLINN製品は期待が大きく持てるといっても過言ではありません。
「ORGANIK DAC ARCHITECTURE」という名前も「とても自然な音がするよ!」と言わんばかりの
ネーミング。期待は高まります!
LINN Products公式の動画はコチラ⇩
また、筐体もデジタルとアナログの基盤を分けているのも注目です。今までのKLIMAXは薄型で美しいデザインでしたが1枚の基盤の上にアナログとデジタルの両方の領域を搭載していたので、今回の箱は内部で分離させることによって更なる高音質化と、未来で設計できるあれこれの可能性の幅もハードウェア的な視点から拡張させたように思います。フロントパネルも従来のSELEKTやMAJIKと違い、厚みのあるガラスを採用していて質感は遥かに向上したように思います。いやー、早く実機を見てみたいですね!
LINN Productsの公式動画はコチラ⇩
あと、細かい話にはなるのですがメインスイッチがSELEKTやMAJIKは筐体の裏パネル側にあるので手を後ろまで回さないといけませんでしたが、今回のKLIMAXは前面にあると知りちょっと嬉しくなりました。
アッセンブラー(作り手)の名前が入る部分もシールではなくて手書き!実はサインが手書きの商品は少ないので(EKOS SEは手書き)こういうのは嬉しいですね!
もう一つ、注目したポイントとしてはLINNに初の「SFPポート」が搭載されたことです。
そう、光LAN端子ですね。最近流行りのSFPポートですが、KLIMAXにも実装されたということは今後のSFP製品のバリエーションも増えてくることが伺えます。それと謎の端子?もあって、イーサネット端子の下にUSBを差し込む空きがあるのですが…この辺は追って確認できればと思っています。
細かいスペック的な部分は公式のホームページよりご参照頂きたく存じます。
本国サイトURL→https://www.linn.co.uk/network-music-players/klimax-dsm
日本サイトは準備中のようですが、恐らく近日中に更新されると思います。
サウンドラインモノリスのYouTubeチャンネルでも実機を見る機会が今後ありましたら動画コンテンツとして取り扱いたいなと思っていますし、試聴会イベントの企画や、実機をお客様宅までお持ちして試聴して頂くサービスなどの展開も今後予定していますので続報をお待ちくださいませ!
今後の新しいKLIMAX DSMの動きに注目です!
サウンドラインモノリス
TOKU
2021年3月28日 @ 11:16 AM
こんにちは。
いつもブログ及びYouTubeチャンネルを拝見させて頂いています。
DSMとSYSTEM HUBは価格差がとても大きいですね。
(現行品も価格差が大きいですが。)
これに関連して下記についてお教え下さい。
1 アナログ出力基板が高額ということなんでしょうか?
2 EXAKTスピーカーのみ使用するのであれば、SYSTEM HUB購入した場合、DSM購入に比べ何かデメリットはあるのでしょうか?
松崎 比呂人
2021年4月10日 @ 12:52 AM
こんばんは。いつもご視聴誠にありがとうございます。
以下、ご質問のお返事です。
1,今回、新しいORGANIK DACがやはり開発などにもコストがかなりかかっているように思います。
2,EXAKTスピーカーを使用することが前提なのでしたら、DSMよりもSYSTEM HUBを使用されることをオススメします。(音質的にも)
デメリットは、他のパッシブスピーカーなどと組み合わせることができないくらいです。
TOKU
2021年3月28日 @ 4:56 PM
書き込みの後よく考えるとSYSTEM HUBにはアナログ出力基板のみならずDACが無いのですよね。
SYSTEM HUBを使って最新のORGANIK DACの効果を実感するにはNew KLIMAX EXAKT 350のような ORGANIK DACを使用したEXAKT SPを使用する必要があり、現行のEXAKT AKUDORIK/1との組み合わせでは意味が実感できないとの理解でよろしいでしょうか?
松崎 比呂人
2021年4月10日 @ 12:56 AM
EXAKTスピーカーはご存知の通り、スピーカーにDACとユニット数に相当する数のパワーアンプが内臓されています。
新しいDACの音を享受しようと思うと先にスピーカーをアップグレードされることをオススメします。
もちろん、筐体の差でNew KLIMAX DSMやSYSTEM HUBに変更しても今よりも音はアップグレードするとは思いますが
アップグレード感はスピーカーのDACを変更した方がはるかに良いはずです。もしよろしければ、いつか
モノリスのLINNのイベントにお越しください。(EXAKTを使用した) 本当のEXAKTの音をお聞かせいたします。
よろしくどうぞ。
TEA
2022年9月17日 @ 11:55 PM
こんばんは、はじめまして。 松崎様のKLIMAX DMS/3 及び HUBの動画を見つけたのは、モノリス様以外の代理店様に以下に述べる一連の発注をした後でございまして、モノリス様の売り上げには貢献はできておりませんので、このようなコメントを差し上げるのが大変心苦しいのですが、少々お付き合いくだされば幸甚です。
Linn製品を揃えることになった経緯を書くと長くなりますので割愛いたします。AKU DSM/3の下流にAccu社のプリとパワー×2を配してパッシブSPを鳴らしていたところ、中古のEXAKT350(KATALYST)を比較的廉価で入手できるチャンスがあり早速手を挙げてしまいました。その後、ORGANIKへのupgradeとKlimax DSM/3の発売の情報に接しました。熟考の末、上記のプリとパワーとを下に出して350のupgradeとKlimax System HUBを発注してしまいました。実はこの組み合わせはDSM/3を買うより安い事、もうアナログ出力はいらない事からの結論でした。一方でDSM/3のほうが自由度が高いというジレンマがあり発注した後も結構悩んでおりました。 ここで松崎様のご意見を拝見して、私の判断もあながち的外れではなさそうだと思えましたので、少々長くなりましたがお礼かたがたコメントを入れさせていただきました。Linnジャパン(LJ)には在庫がなくまだ納品はされておりませんが、ワクワクしながらORGANIKを待っている次第です。